September 05, 2006

アガシ引退、浅越選手は複16強へ!(USオープン)3

 その年最後のグランドスラム大会であるUSオープンは、ニューヨーク郊外、USTAビリー・ジーン・キング・ナショナルテニスセンターで行われ、7日目には今大会限りで引退する浅越しのぶ選手がダブルス2回戦で登場しました。
パートナーは同じ日本の森上亜希子選手。
対するはマリオン・バルトリ(フランス)/シャハール・ペール(イスラエル)組。
かなりの強敵といえますが 4-6,7-6(6),6-4 の逆転で勝利をモノにし、3回戦進出を決めました。
 第2セットはタイブレークまでもつれ、危ない場面もあったようですが、森上選手の浅越選手を想う気持ちが勝利を導きました。
 
 2006 USオープンDAY07 9月3日(日) その2 Sports@nifty(テニス)

第1セットを落とした日本ペアー「第2セットのタイブレークで私のサーブスをダブル・フォルトしてしまい2-5になり、次の1stサーブもフォルト。その時にもしこのままこの試合が終わってしまったら、絶対に後悔すると思った。」と言う森上。「浅越さんの最後の試合をこのような形で終わらせてはいけない。」とと森上は重い気持ちで受け止めてプレイする。そんな森上の気持ちがわかり「試合の途中で何度もこみ上げてくるものがあった。」と言う浅越。
  初めて組んだペアとは思えない信頼関係ですね。
森上選手の想いに感動を覚えます。
3回戦の対戦相手はサマンサ・ストーサー/リサ・レイモンド組。
並行陣で戦う攻撃的なペアで優勝候補の強敵です。
一筋縄ではいかないと思われますが、ぜひベスト8入りを!応援しましょう!
まだまだ引退には早いです!

アガシ そしてこの日には、テニス界のカリスマ、アンドレ・アガシの引退試合も行われました。
引導を渡したのは、ドイツのベンジャミン・ベッカー。クオリファイヤーです。
7-5,6-7(4),6-4,7-5 というスコアでアガシは1144試合、通算870勝274敗という成績を残し21年間の現役生活から退きました。
 センターコートであるアーサーアッシュスタジアムは2万4千人の観客を収容できる世界最大のテニス会場です。
その観衆全てがアガシを応援しているといって良いムードの中で試合は行われました。
 ベンジャミン・ベッカーは強力なサーブを軸にゲームを組み立てるビックサーバータイプの選手。
序盤こそ、アガシ優勢に見えましたが、中盤からはベッカーのサービスとフォアの強打が冴え始め、アガシを苦しめます。
サーブを打った後ちょっと身体が辛そうに見える場面なども見られました。
やはりバグダティス戦での死闘はアガシの身体にかなり負担をかけていたのでしょうか。

 第4セット第10ゲームではアガシにセットポイントがありましたが、取りきれず。
6-5 で迎えた第11ゲーム、ベッカーのサービングフォーザマッチ。
トリプルマッチポイントを握ったベッカーはセンターへ鋭いサーブ。
アガシ最後のポイントはベッカーが決めたノータッチエースとなりました。

試合展開は、タケゾウ日記さんのほうで詳しいのでそちらもご参照下さい。

 今でこそ珍しくないですが、ベースラインからフラットの速い球で攻撃していく、というスタイルを確立したのがアガシです。
加えて、にフィジカルやファッションなど様々な要素をテニス界に持ち込んだ功績は計り知れないでしょう。
アンドレ・アガシ選手!21年間お疲れ様でした!そしてありがとう。

 アガシ引退の陰に隠れてしまっていますが、勝者であるベンジャミン・ベッカーにも注目しなくてはならないでしょう。

 「B・ベッカーって誰?」 アガシの相手は「ベンジャミン・ベッカー」(テニス365)

 この選手、ジュニア時代にはコレと言った成績を残せず、一度は大学へ進学する道を選びましたが、そこで才能を開花させた遅咲きの選手だと言うこと。
それゆえ、全く注目されることなく、予選を勝ち上がりここまで来たとのこと。

 そしてこの選手、1年前のランキングは1400位だったのになんと、1年間で1100位以上もランキングを上げてきている急成長株。
200km/hを軽く超える鋭いサーブと強烈なフォアの強打。
そして初めての大舞台で、しかもアガシ相手に臆せず実力が出せ、サービスエースやドロップショットを決めただけでもブーイングの嵐が吹き荒れる中でも崩れることのないメンタリティー。
これは近いうちに、トップへ上がってくる選手なんじゃないかと感じました。

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この記事へのコメント

1. Posted by takezoh   September 05, 2006 21:21
こんにちは、TBしていただき、コメントまで残していただいて、どうもありがとうございます。

アガシは技術やプレースタイル、そして、ウェアからルックスまで、ある意味、テニス文化を築いた選手でもありますよね。彼がテニス界にもたらした功績は、本当に計り知れないものがあると思います。
体がボロボロになっても戦い続けた姿に、ただただ感動です。
本当に、21年間、お疲れさまでした。

B・ベッカー、ミスの多さでロディックに負けたようですが、いい選手ですよね。これから注目していきたいと思います。
2. Posted by スレイブ   September 08, 2006 18:04
>タケゾウさん
 本当にアガシがテニス界に残した功績は本当に大きいですよね。
ツアーを回る選手全てに尊敬されているプレーヤーなんて他にいないと思われます。

 ロディック、ベッカーのビッグサーバー対決は、ロディックがキャリアの違いを見せつける形となりましたね。

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